はじめに
私が高校生の時、友達と一緒にいるときに駆け出しのお笑い芸人さんに話しかけられたことがあります。
「今度四谷でライブをやるので見に来てください!」と。
困って戸惑う私たちを見て、彼は「絶対に笑わせるのでお願いします」と言い、その場で軽いコントまで披露してくれました。
その熱意に押され、実際にライブを見に行ったのです。
今では彼は吉本の“不細工芸人殿堂入り”。
あのときの一歩が今につながっていると思うと、私自身とても誇らしい出来事です。
たとえ才能があっても、あの手売りの努力がなければ劇場は埋まらず、殿堂入りもなかったかもしれません。
彼らの泥臭い営業は、笑いを届けるだけでなく感動を与え、「応援したい」と思わせる力を持っていました。
当時の彼らは一生懸命に手売りでお客さんを呼び込み、満席のステージをつくり上げました。
しかし舞台上では、そんな地道な泥臭い努力を微塵も感じさせず、のびのびとライブをやり遂げていたのです。
私は、そんなふうに地道な努力を表に出さず、さらりとやってのける人に強く惹かれます。
仕事も同じです。
情熱を持ち、泥臭い努力を積み重ねることができなければ、成功は決して手にできないのだと思います。
サロン経営における泥臭さ
チラシ配り
サロン経営であればチラシ配りを心を込めて行う。何人に無視されても「お願いします」と一人一人に頭を下げて受けとっていただく。
ただ配るのではなく、先ほどのお笑い芸人さんのように「一人に来てもらうために命がけでアピールする」くらいの覚悟が必要です。
掃除
サロン内の掃除も同じです。
毎日例外なく掃除をすることで、お客様が気持ちよく安心して来れる空間をつくることができる。
掃除機はもちろん、窓ふきも床の雑巾がけも。
めんどくさいことからあえてやる。
誰も見ていなくても、誰にも褒めてもらえなくても、毎日続けることに意味があるのです。
施術
施術も例外ではありません。
体調が悪かろうと、疲れていようと、それはお客様にとっては関係ありません。
いつも元気で一生懸命やること。それが最低限の誠意です。
またお笑いの話になりますが、ルミネザよしもとに行くと「知らない芸人さんのほうがウケている」場面によく出会います。
ベテランでも気を抜いているのは伝わってしまい、笑えない。
反面、名前も知られていない前説の芸人さんが一番面白かったりするのです。
一生懸命って、それだけで人を惹きつける力があります。
まとめ
泥臭さは見せるためのものではなく、積み重ねるもの。
華やかさの裏に隠れた努力こそが、人の心を動かし、信頼を生み、成功へつながっていくのだと思います。
この考え方は多くの著名人の言葉からも裏づけられています。
努力・泥臭さに関する名言
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「成功は、99%の失敗に支えられた1%だ。」
― トーマス・エジソン -
「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。」
― 井上靖 -
「成功に秘訣があるとすれば、それは他人よりも長く努力を続けることだ。」
― アンドリュー・カーネギー -
「やり抜く力こそが才能だ。」
― イチロー -
「天才とは、努力する凡才のことである。」
― アルベルト・アインシュタイン -
「夢をかなえるコツは、狂ったように欲しがること。」
― 松下幸之助 -
「才能は開花させるもの。センスは磨くもの。努力は裏切らない。」
― 羽生結弦
最近さ…ウッドデッキまで雑巾がけ始めたよね? もう、行き着くとこまで来たんじゃない?
誰も見てないどころか、もはや鳥しか通らない場所よ?…気づいたら自分で仕事増やしてるの笑
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