「素行が悪い人の方が、営業に向いている説」


学生時代、理不尽な規則には従わず、 制服はスカートを短くしたりボタンを大きく開けてきたりだらしなく着ていて、 先生や先輩から「お前は素行が悪い」と何度も言われていた人。

でも本人は涼しい顔で、こう思っていたはずです。 「意味のないルールを守る意味がわからない」 当時は問題児扱いされていたその人が、 社会に出たとたん、気づいたら誰よりも稼いでいた。

そんな話、意外とよく聞きませんか?

これは偶然ではないと思っています。

意味のないことに従えない人は、 意味のあることに全力で突っ込んでいける人でもあるからです。

そしてその力が、営業という仕事で爆発的に活きると思っています。


真面目すぎる人は、営業で疲弊します。

営業の仕事で「真面目すぎる人」は消耗します。

優しすぎる人も、消耗します。 そして最終的に、「自分には向いていない」と悟って辞めていきます。

玄関のチャイムを押します。 ドアが開いた瞬間、相手の顔に「え、なんか来た……」という表情が浮かびます。

真面目な人は、ここで止まります。

「あ、お忙しいですよね……お邪魔でしたら出直します……本当にすみません……」

と言って、そそくさと帰ってしまうのです。

でも「ちょっとだけ素行が悪い人」はこう思います。

「まあ邪魔かもしれんけど、話だけ聞いてもらいます」

これが、営業の本質です。




私の営業スタイル——ピンポンは押せる、でも嫌な顔には秒で逃げる。

私も、そこそこ「素行がよろしくない」タイプです。
厳しい部活だったのですが、香水を付けてみたり指輪をしてみたり二人乗りで帰ったり買い食いしたり髪伸ばしたり。。
その度呼び出されるわけです。まぁ嫌われてたわけです。

怒られても人の目を気にしない性格が営業に少しだけ役に立っていたわけです。

以前働いていた会社は飛び込み営業スタイル。
ピンポンを押すことには、まったく躊躇がありません。

どんなに小さな会社でも、大きな工場でも、 隣の会社、また隣の会社、またその隣の会社…… と、片っ端からノックして営業を取ってきました。

ただし。

相手が少しでも嫌な顔をした瞬間、私は秒で退散します。

自分では「空気を読んでいる」と思っていましたが、 ある意味これも小心者の証拠なのかもしれません。

そして、そんな私の上をいく、本物の天才が職場にいました。




伝説の営業マンは、お客様の会社でお茶を飲んでいた。

伝説の営業マンに同行したときに驚いたのですが、その方、お客様のところに訪問すると平気で上がり込みます。 そしてお茶を一杯いただきながら、1時間ほどしゃべり続けます。

しかも、まったく気にしていません。 相手の忙しさも、空気も、表情の変化も、眼中にないのです。

むしろお客様の方が、気づいたら**「また来てね」**という雰囲気になっているのです。

そしてその「天才性」の正体は、圧倒的な鈍感力なのかもしれません。

 「売れるかどうか」「迷惑じゃないか」を考える前に、 口がもう動いている。

それが、素行が悪い営業マンの本質なのかもしれません。




どっちのタイプですか?

ここで少し、自己診断をしてみてください。

こんな経験、ありませんか?

・交差点の信号が黄色に変わった。 まだ十分渡れる距離にいる。 でも「止まった方がいいかな……」と思わず足を止めてしまう。

・スーパーの試食コーナー。 店員さんと目が合って「食べていってください!」と言われているのに、 「買わないのに悪いな……」と素通りしてしまう。

・混んでいるフードコートで、明らかに空きそうなテーブルがあるのに、 「まだ荷物があるし……」と遠慮して、他の人に取られてしまう。

・バーゲンセールで目当ての商品に手が届く距離にあるのに、 「前の人が先だったかな……」と一歩引いてしまう。

こういう方、とても素敵な人間性をお持ちです。


ただ、営業よりも経理や総務の方が、きっと輝けます。


素行が悪い営業マンはといえば、黄色信号を見た瞬間に足が前に出ています。

試食は迷わずもらいます。

空いたテーブルは即確保します。

バーゲンの商品は躊躇なく手を伸ばします。


「考える前に動く」——これが営業という仕事の、隠れた必須スキルなのです。




会社員に馴染めなかった人が、個人で大成する理由

個人で商売をされている方のお話を聞くと、 かなりの確率でこういう過去をお持ちです。

「会社員のとき、ちょっと浮いていました」

  • 会議で「でもそれ、意味なくないですか?」と平気でおっしゃる
  • 「前例がないから」という理由が死ぬほど嫌い
  • 結果を出しているのに「協調性がない」と評価を下げられる
  • 上司への根回しに付き合うのが苦痛で仕方ない

こういった方、会社では**「扱いづらいやつ」**と思われがちです。


でも独立したとたん、化けます。


会社のルールに縛られず、自分の判断で動いて、自分の結果で評価される世界では、 その「扱いづらさ」が最大の武器になるからです。

「規則さえ守れば給料が出る」という安心感が、 逆にストレスになっていたわけです。




「素行が悪い」の具体的な定義

誤解しないでいただきたいのですが、 犯罪をしろとか、人を騙せという話では一切ありません。

ここで言う「素行が悪い」とは、

・断られてもへこたれない鈍感さ

・相手が忙しそうでも「まあいけるやろ」と思える楽観性

・空気を読みすぎずに押せる図太さ

・「嫌われるかも」より「売れるかも」を優先できる切り替え力

・黄色信号を見たら、考える前に足が出る瞬発力

・お客様のところでお茶を飲みながら1時間話せるメンタル

要するに、**「他人の感情にも、目の前の空気にも、引っ張られすぎない」**ということです。

真面目で繊細な方は、相手の迷惑を想像しすぎて動けなくなります。

ちょっと図太い人は、「まあいいか!」でドアを叩けます。

営業とはつまり、**「ちょっとだけ厚かましくある勇気」**なのかもしれません。




まとめ

営業に向いているのは、 「完璧に真面目じゃない人」 かもしれません。どんな小さな会社でも大きな工場でも、躊躇なくノックできる人。 そして、お客様のところで1時間居座っても罪悪感を感じない人。

そういった方が、気づいたら個人で商売をされていて、 誰よりも自由に、誰よりも稼いでいたりします。

「素行が悪い」は、才能です。

私、黄色信号で止まりがちかも……

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大丈夫。その慎重さで人生の事故はだいぶ減るから。

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