先日、中3になる娘の体育祭を見てきました。
帰り道にずっと頭から離れないシーンがいくつもありました。
「遅い」と思っていたクラスが、ぶっちぎりの一位だった
八の字縄跳びの競技。
娘のクラスを見ていると、縄を回すスピードがどう見ても遅い。
隣のクラスは「はい!はい!」と声を掛け合いながら、ものすごい勢いで回しています。
応援の声も大きい。熱量が違う。
娘のクラスはといえば、声出しもほとんどなく、応援するでもなく、ただ静かに、淡々と自分たちのペースで跳び続けています。
仲が悪いとかやる気がないとかではなく、穏やかな雰囲気。
正直、最下位だろうなと思っていました。
ところが結果発表を聞いて、目を疑いました。
ぶっちぎりの一位だったのです。
一緒に観ていた次女に聞くと、答えはシンプルでした。
「他のクラス、速かったけどミスがめちゃくちゃ多かったよ」
そうか。そういうことか。
速さは目に見えます。でもミスの積み重ねは、遠くから見ているとわかりにくい。
娘のクラスは「速く見せる」ことより「止まらないこと」を選んでいました。
誰かに合わせるでもなく、焦るでもなく、自分たちのリズムを最後まで貫き通したのです。
ヘッドスライディングで生まれたスター
全員リレーでも、忘れられない場面がありました。
娘のクラスではなかったけれど、最終走者(アンカー)の攻防が凄まじかった。一位と二位の差がゴール直前でほぼ消え、追いかける二位の子が諦めない。
そしてゴール間際、二位の男の子がヘッドスライディングしたのです。
転倒覚悟で地面に滑り込み、一瞬でも早くゴールしようとした、その姿。
しばらく立ち上がれないほどでしたが、それを見ていた子どもたちも保護者も、みんな息を呑みました。
勝ち負けを超えた何かが、そこにありました。
そして審議の末――ヘッドスライディングしたクラスが1位。
スターが誕生した瞬間でした。
にしても、足が速い子はかっこいいですね。
帰ってきた娘が、教えてくれたこと
体育祭から帰ってきた娘が、興奮気味に話しかけてきました。
「ねえ、最下位のアンカーの子、めちゃくちゃかっこよかったよ」
全員リレーで、バトンミスによりもう負けが確定していたチームのアンカーが、それでも全力で走り切ったというのです。バトンの受け渡しだって、手を抜かず一生懸命だったと。
私は娘のクラスしか見ていなかったので、まったく気づいていませんでした。
でも娘はちゃんと見ていた。そしてちゃんと感動していた。
勝てない場面でも、本気でいられること。
それもまた、強さだと思います。
勝つための強さは、誰もが求めます。でも「勝てないとわかっていても全力を尽くす強さ」は、なかなかできることじゃない。
見ていた子どもたちの記憶に、その子の姿は確かに残るはずです。
人生に置き換えると
子どもたちが教えてくれたことを、自分の仕事や日常に当てはめてみると、刺さるものがあります。
① 速さより、止まらないこと
華やかに見えるやり方が、必ずしも最善ではありません。地味でも、コツコツと、ミスなく続けることの方が、最終的に遠くへ行けると思います。
② 全力の姿は、人を動かす
スライディングした子も、最下位でも走り切ったアンカーの子も、結果に関係なく誰かの心に深く刻まれました。結果だけが人を動かすわけじゃない。本気の姿そのものが、人を動かすんだと思います。
子どもたちが、体育祭のグラウンドで、そのことをこんなにわかりやすく見せてくれました。
子どもって、本当にすごい先生ですね。
体育祭めっちゃ暑かった〜!!リレー、抜かされなくてよかった!
こっちのほうがヒヤヒヤしてたよ〜!!にしてもあのバイパスルール、途中から一位がどこかさっぱりわからなくなるよね。。笑
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